2015年2月17日火曜日

上映会は終了しました。

去る15日、今年度の冬季上映会『渡せなかったビタースイート』を開催いたしました。

いい意味でも悪い意味でもテキトーな我が映画部ですので、毎度のようにトラブルを抱えながらの上映会になってしまっている気がしますが、今回も部のメインパソコンのハードディスクの故障に伴うデータの消失などで、個人的にはまともな上映会を開催できるのか不安なところでした。

結局、当日朝に上映用のDiscを作成するという悪しき風習を受け継いでの上映会でした。準備・確認不足で、上映した字幕で後輩の作品のタイトルを間違ってしまったり、特設サイトを復旧しないまま当日を迎えてしまったり僕個人での反省点が多いのも事実です。


とはいえ、当日は当部関係者以外の方々にもたくさんお越しいただきました。

メディアテーク正面に掲げた大看板を見ていらっしゃった方もいるようで、うれしい限りです。

お配りしたアンケートへのコメントは全て拝見いたしました。素人の私たちが私たちなりに制作した13(+α)本の映画ですが、「楽しめた」、「感動した」など、ありがたい評価の数々に部員たちも喜んでおります。一方で、とくに運営面において、とても参考になるご指摘も多々頂きました。


従来の上映会の反省点としては、前夜までプログラムが確定しないことが多くて上映する作品の紹介が不十分だったり開始・終了見込時間が分からないために入りづらいことがありました。

そこで今回は、先に作品順と上映時間を決めてしまい、事前告知しようと試みました。また、せっかくアンケートを記入いただくのに、館内が真っ暗なままノンストップで作品が放映され続けるのもよくないだろうと、可能な限り作品の合間を開け、照明を点灯させることにしました。

所詮学生が好き勝手作った映画を自己満足で大スクリーンに放映するだけの上映会なので、あまり休憩時間を長くしてしまうと、多くの作品をご覧いただかずに帰ってしまうお客さんも増えてしまうかなと心配していた部分もあり、気休め程度の休憩しか設けなかったのですが、アンケートでは意外にも「アンケートをかけるようにもっと休憩時間を長くしてほしい」という声が多く、これは今後の上映会に反映させようと思っています。

また、メディアテークさんのスタジオシアターの入り口が奥まったところにあることもあり、せっかく7階までお越しくださった方々には分かりにくい部分もあったようです。そういう面で積極的に案内するような気配りが足りなかったことは事実ですので、これも今後の上映会の運営で徹底していかなければと思います。


近年のミラーレス一眼の発展や編集ソフトの充実で、画質などある特定の面でのクオリティーに限定すれば、間違いなくデパルマの作品も少しずつ進歩してきています。でも、素人でもプロ並みのものが作れる時代ですので、そんなことに満足している場合ではありません。撮影技術、演技、編集のセンス、作品構成、そしてそうして出来上がった作品を上映する時のもてなしかたまで、どうせ上映会をやるからには妥協なくいいものを目指していければいいなあと思います。

何が言いたいかというと、最終学年を目前にできることが限られてきた老害のわたくしめには、それを実現する機会がもうほとんど残されていないのです。いろんなことが分かってきて、いろんなスキルが身について来た時にはもうそれを活かす場がないというのは寂しいものです。だからこそ、こういうことはお節介でもしっかり後輩に受け継いでいかなきゃな、とも思うのです。

部員の人数比からして、現3年生がいまだ活動主体であるデパルマですが、現実的に3年生の引退は間近です。次回(の冬?)はきっとその集大成となる上映会になるのでしょう。今回ご来場いただいた皆さんがもしまたお越しくださったときに、「デパルマも進化したなあ」と思ってもらえるような、そんな上映会を開催できたらいいなと考えています。ぜひ、今後の上映会にも足を運んでいただけたら幸いです。


個人的には、一般ウケするような作品を作るよりかは、自分の撮りたいもの、形にしたい思いを作品にしたいと思っておりますが、それでも見に来てくれる方々に失礼のないよう、妥協しないで全力で制作しようと気持ちを新たにしています。どうぞご期待ください。




今後のデパルマの発展を祈りつつ。



広報  とむ

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